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中川 庸雄; 飯島 俊吾*; 杉 暉夫*; 錦織 毅夫*
JAERI-Data/Code 99-031, 78 Pages, 1999/06
PEGASUSは励起子模型前平衡理論及び多段階蒸発理論による中性子反応断面積を計算するために開発したコードである。線スペクトル及び、核分裂過程は考慮していない。断面積と放出粒子スペクトルを複合核弾性散乱、(n,),(n,n'),(n,p),(n,),(n,d),(n,t),(n,He),(n,2n),(n,n'p),(n,n'),(n,n'd),(n,n't),(n,2p),(n,3n)反応について計算する。また、核子放出の二重微分断面積も計算する。結果はENDFフォーマットで磁気ディスクに出力される。レベル密度、質量欠損、放射捕獲幅、逆反応断面積を格納したパラメータファイルや、これらの系統性式を用意しており、計算の入力データはごく少なくて済む。
Chadwick, M. B.*; P.G.Young*; 千葉 敏
Journal of Nuclear Science and Technology, 32(11), p.1154 - 1158, 1995/11
被引用回数:2 パーセンタイル:28.04(Nuclear Science & Technology)準重陽子領域における光核反応によって生成する軽粒子の角度分布を計算する実用的な方法を提案する。この方法は軽粒子入射反応に対するkalbackの系統式を文献1による理論的考察により光核反応に適用できるよう修正したものである。本手法により60MeV及び80MeVにおけるC(,xp)反応の二重微分断面積を良く再現できることがわかった。
V.A.Konshin*
JAERI-Research 95-036, 106 Pages, 1995/06
数種類の核モデルコードを用いて10MeVから1GeVにおける核データの計算を行った。100MeVまではGNASHを用い、U、U、Pu、Np、Th、AmおよびCmの中性入射の核データを計算した。100MeVから1GeVでは、核分裂過程を考慮した核内カスケード励起子モデルをU、U、U、Th、Pa、Np、Np、Pu、AmおよびCmの陽子および中性子の計算に適用した。これらのモデルを用いた計算の予測精度を改良するため、近傍核や他の粒子入射反応のデータも同時に解析した。計算結果と実験データとの比較の結果、今回の計算が、実験データの傾向を良く再現していることがわかった。
柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 26(10), p.955 - 965, 1989/10
評価済核データライブラリーENDF/B-VIとJENDL-3の作成のために、Mnの中性子反応断面積を計算した。計算を行ったのは非弾性散乱、(n,2n), (n,p), (n,), (n,np), (n,n), (n,)反応断面積、放出中性子及び陽子の角度分布、放出粒子及びガンマ線のエネルギー分布である。これらの計算には、unified Hauser-Feshback理論コードを用いた。その際、複合核過程の他に前平衡、直接反応過程を考慮した。計算結果は実験値を良く再現している。特に、連続中性子の角度分布は前方性を示し、これは14MeVでの実験値とよく一致している。
中川 庸雄
JAERI-M 86-086, 29 Pages, 1986/06
CfとCffの核データ評価を10eV20MeVまでの中性子エネルギー範囲で行なった。両核種とも、断面積の測定値は少なく、僅かに熱中性子エネルギーでの断面積と共鳴積分値の測定があるだけである。したがって、今回の評価は、主としてデータの系統性と光学模型、統計模型及び蒸発模型による理論計算を利用して行った。評価した断面積は、全断面積、弾性及び非弾性散乱断面積、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n,2n),(n,3n)及び(n,4n)反応断面積である。150eV以下では熱中性子断面積と共鳴積分の測定値を再現するような仮想共鳴レベルを発生させた。この他、弾性散乱、非弾性散乱及び(n,2n)、(n,3n)(n,4n),核分裂反応後の放出中性子の角分布、エネルギー分布、そして核分裂当たりの平均放出中性子数の評価を行なった。結果は、ENDF/B-Vフォーマットで編集した。
荘司 時雄; 大島 真澄
JAERI-M 83-205, 25 Pages, 1983/11
線角分布測定用にゴニオメーター・リモート・コントロール・システムを製作した。コントロール回路等はNIMモジュール化されており、回路素子には主にTTL-IC(トランジスター・トランジスター・ロジックIC)を用いて制作された。このシステムはゴニオメーター及びデータ収集装置の動作を制御し、線角分布の完全自動測定を可能にする。
中川 庸雄; 五十嵐 信一
JAERI-M 8903, 72 Pages, 1980/06
AmとAmの中性子核データを10eVから20MeVの中性子エネルギー範囲で評価した。Amに対しては3.5eV以下を共鳴領域とした。核分裂断面積は1.5KeV以下ではスプライン関数で、またそれ以上では半経験式を用いて測定データを再現した。その他の断面積については1.5KeV以下では核分裂断面積からの測定値を、1.5KeV以上では光学模型と統計模型での計算値を採用した。Amに対しては0.225eV以下を1/領域とし、0.225eV以上では光学模型と統計模型での計算値を採った。核分裂断面積はAmからの類推で求めた。断面積データの他に中性子の角分布データとも評価した。結果はF/Bフォーマットでファイル化した。